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映画完成記念上映会&トークを開催しました。

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全国の森林崩壊と自伐型林業の取り組みを追ったドキュメンタリー映画「壊れゆく森から、持続する森へ」(制作;アジア太平洋資料センター)が完成し、1月31日(日)に神奈川県小田原市で完成記念イベントが開かれました。(写真;BLEND)

当日は来場者約20人に加え、オンラインで約80人が映画を視聴しました。また、後半には静岡県浜松市で自伐型林業を実践する飯田康司さんが登壇し、取り組んでいる林業の形や地域づくりについて、地元に伝わる「踊り」を交えてユーモアに紹介してくれました。

当日の模様は地元紙の「タウンニュース」にも掲載され、会場の様子や来場者のコメントが記されました。

トークの模様はこちらでアーカイブ放送しています。ぜひご視聴ください。

持続可能な森林整備を 自伐型林業伝える映画上映<(タウンニュース2月13日号)

 持続可能な森林整備を目指す「自伐型林業」の普及・啓発に向け製作されたドキュメンタリー映画『壊れゆく森から、持続する森へ』の上映会が1月31日、ブレンドパーク(小田原市国府津)で開催された。トークイベントも行われ、同映画のプロデューサー・内田聖子さん、林業家の飯田康司さん、自伐型林業推進協会事務局長の上垣喜寛さんが登壇。来場者約20人、オンラインでの同時配信を視聴した参加者約80人が聞き入った。

 同映画は、主催のNPO法人アジア太平洋資料センターが、同協会との協力で製作し、昨年12月に完成。作中では、適正な規模の森林を繰り返し間伐することで、環境に配慮した持続可能な林業経営を目指す「自伐型林業」の実態を紹介している。

 同協会によると、国内の多くの森では長年にわたり、対象区画のすべての樹木を伐採する「皆伐」が続いていることで、自然災害時に土砂崩れを誘発するケースもあるという。こうした従来の林業に対し、根本的な転換を試みるのが自伐型林業で、小田原市在住の上垣さんは「近年関心が高まっており、わずかだった自伐型林業への参入者数が、ここ5年ほどで約2300人に増加。新規参入を支援する自治体も増えつつある。小田原などの足柄平野には山林が多く、杉などの樹木に適した土壌、環境が整っている。林業においてポテンシャルが高い地域」と話す。

 参加者からは「新しい形の林業で、興味深かった」などの声が聞かれたという。同協会は「今後も全国的に啓発活動を続けていきたい」としている。(タウンニュース 2021年2月13日号 より転載)

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◆1月31日(日)に映画『壊れゆく森から、持続する森へ』上映会&トーク
https://zibatsu.jp/info/event/210131-movietalk

★DVD「壊れゆく森から、持続する森へ」作品詳細はこちら
http://www.parc-jp.org/video/sakuhin/mori.html

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