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「自伐型林業」担い手創出へ 熱海市が研修スタート
静岡県熱海市が9月23日、いよいよ担い手を育成する研修をスタートさせました。4月にフォーラムを開いたあと、市と当協会が連携して、市内外で新たな山林の仕事に関心のある人に向けた研修を企画してきました。
最初の研修は「チェーンソー講習」で、座学と実地研修を2日にわたって行いました。参加者は26名。
座学は安全講習を中心にしました。チェーンソーを解体して自分でメンテナンスや修理をする秘訣を教え、「いかに支出を減らして収益を確保させるか」をポイントに自伐型林業らしい講座を行いました。そして、2日目は実地研修です。
防護服を着用して「玉切り」を体験
ソーチェーンをいつでも切れる状態にする「目立て」を学ぶ
丸太にチェーンソーを入れていく玉切りの他、手入れの必要性やそのやり方などを交えて、終日ひととおりの体験をしてもらいました。参加者は静岡・神奈川の20代〜60代まで幅広い年齢、性別の方が参加して下さいました。 11月はいよいよ山の中に入っての「伐木」、そして立っている一本の木から製品の丸太にする「造材」を学びます。
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静岡新聞が研修の模様を掲載してくれました(以下、転載)
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「自伐型林業」担い手創出へ 熱海市が長期研修スタート(静岡新聞) http://www.at-s.com/news/article/local/east/295350.html
(写真:静岡新聞)
森を守りながら自立・自営の小規模経営を続ける「自伐型林業」の実現を目指す熱海市は22、23の両日、最初の実践型研修を市内で行った。市内をはじめ東京都と神奈川県内の会社員や若手ウェブデザイナーら約20人がチェーンソーの操作方法を体得した。2017年2月までさらに4回研修を繰り返す。
自伐型は少ない投資で参入できる新形態の林業として、若年層を中心に全国で就労者が増えている。市は姫の沢公園周辺の市有林約800ヘクタールで着手する計画で、担い手の創出を移住促進や観光を中心とした関連産業の発展につなげる。4月にはフォーラムを開いた。
長期間となる研修に定員20人を上回る応募があった。講師は愛媛県と都内で「自伐林家」として成功する2人が務め、初回は座学と実技を通じ、チェーンソーを取り扱うための資格を取得した。市職員や市消防本部の隊員計8人も受講した。
次回以降に選木や伐倒・造材作業を体験し、切った木を効率的に運ぶ実習や作業路の敷設などにも挑む。
森本要副市長は「森でも街でも行動してくれる挑戦者を応援したい。林業は幅広い分野と関わりが深く、長期研修中に交流も深めてほしい」と期待した。(静岡新聞 2016/10/26 09:43)
【研修日程・参考記事】
■熱海市の自伐型林業研修がスタート!(10月〜2月) https://zibatsu.jp/wordpress/info/news/atami_trainning16 ■市町村あげて自伐を支援する「自治体実装加速化プロジェクト」(自伐協HP 2016/9/22) https://zibatsu.jp/wordpress/info/news/jichitai01 ※研修やフォーラムなど自治体展開の問い合わせはコチラ
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