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ZIBATSUチャンネル開設!ショートムービー「2人で林業」を上映
「3分でわかる自伐型林業」ともいえるショートムービー「2人で林業」が上映されます(4月1日(月)20時に公開上映スタート)。四国の山間地に住む夫婦のオシゴトをお伝えします。
【Youtubeチャンネル「2人で林業」(3分6秒)】
(2019年4月1日(月)20:00〜 「Youtubeプレミア公開」で上映スタート)
そして新たに「ZIBATSUチャンネル」を開設。新ロゴも完成しました。
これから山の技術を学べる映像を集めたオンライン講座や講義録などのカッチリ系ムービーのほか、山ならではの珍しい仕事ぶりを伝えるユルイ映像まで、「自伐型林業」の魅力を伝えるチャンネルです。 毎月の最新情報を伝えるZIBASTU(自伐)ニュースも企画中です。ぜひチャンネル登録してお楽しみ下さい!これまでのアーカイブ映像は随時アップしていきます。
※「ZIBATSUチャンネル」を応援するサポーター会員・寄付も大募集中です!
映像紹介
四国の山奥に住む橋本さん夫婦は、ひっそりと慎ましい暮らしを送っています。二人がここで暮らすようになってから約40年、変わらない暮らしが続いています。
先代から引き継いだ山を、家族の力を合わせて、必要最低限の小さな機械の助けを借りながら、みずから管理し続けています。
ひとむかし前までは当たり前の「林業」の姿でしたが、ここ数十年は「業者にお任せ」が主流になり、橋本さんのような山づくりをしている家族は絶滅危惧種のような存在です。行政からの支援はほとんどありません。
大型機械化が急激に進み、土砂災害の誘発も心配されている林業の世界で、橋本さんたちのような小さな林業が広がり、全国約67%を占める森林を守り、次世代に引き継いでいくことを願ってやみません。
一人でも多くの人が山の価値に気づけるよう、この映像が広がっていってもらいたいです。
映像詳細解説
銀行マンから転身し約40年、110haほどの所有山林にて間伐を何度も繰り返す「多間伐施業」を持続させている橋本光治さんと延子さん夫婦。どの山も作業道を自ら敷設して(路網密度300m/ha)、3回以上の間伐が実施されている。人工林だけでみると、材積(木材の体積)は40年前の約300m3/haのエリアで現在700~800m3に増加。40年間、林業収入だけで家族2世帯の養い生業となっている。現在補助金ゼロで完全に自立した森林経営を継続。森林全体は平均樹齢70年ほどのスギやヒノキのほか、モミ・ツツジなど300種の樹々が天然更新を続けている。
動画の作業は、日々繰り返す主の作業で、山へ入った日はこれを1日2回行うのが一般的。2トントラック1車分で約2.5m3の木材を原木市場へ出荷し、撮影時点(2018年11月)で約3.8万円の売上となった。1日にこれを2回行うので1日の売上は約7.6万円となり、市場手数料と燃料代の経費が1万円弱で、夫婦の手取りは7万円弱である。相場が低い時期には、無理には切り出さない。
伐倒した時に傷をつけないよう、倒す方向の木の根本には毛布を敷いている。残った木の価値を上げるためには、手間と努力は惜しまない。
橋本家の林業は、橋本夫婦→橋本親子(現在)→息子さんとお孫さん親子(お孫さんは高校生だが林業受け継ぐと約束している)へと次世代に引き継がれようとしている。
<参考記事>
■橋本家「脱サラ・非皆伐が行き着いた自伐の道」(徳島県那賀町)
https://zibatsu.jp/wordpress/person/hashimotofamily
<スタッフ>
制作:自伐型林業推進協会
デザイン:梅原デザイン事務所
撮影・編集:セミコ
BGM:まつもとたくや
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