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森林・山村多面的機能発揮対策交付金(林野庁)
平成25年度に林野庁で予算化された「森林・山村多面的機能発揮対策交付金」は、自伐型林業を取り組もうとする林業者や農業者、地域住民らが使える補助金です。
各都道府県に設置された「地域協議会」あてに申込み、申請が通れば1ヘクタールあたり16万円、1組織あたり500万円を上限に交付されます。地域の自治会やNPO法人のほか、任意団体(3名以上の構成員)でも申請が可能です。
その中でも特に「地域環境保全タイプ(里山林保全活動)」と「森林資源利用タイプ」では、木の伐採や搬出に使えます。2015年度からは「森林機能強化タイプ」が追加され、作業道づくりにも使え、これから自伐型林業をしようとする人に適しています(助成単価:1千円/m)。また、自伐型林業に不可欠な林内作業車(例:筑水キャニコム製「やまびこ」)やチェーンソーなど、機械には購入代金の半額が助成されます(新品に限る地域もあり)。専門家を呼ぶ講習代にも使えます。
活用しやすい一方で、「作業道には使えません」「市町村とうまく調整して下さい」「都道府県の説明を受けてから申請して下さい」など対応する地域協議会があるなど、初めて活用しようとする団体に決して協力的でないことも地域によってはあるようです。
基本的にはこの交付金は、林野庁から地域協議会に予算がつく「協議会予算」であるため、特に都道府県や市区町村に相談する必要はありません。また、作業道づくりにも十分使えて、補助金がついている地域もあります。まったく対応してくれない場合は、林野庁の担当部署(森林整備部森林利用課山村振興・緑化推進室の山村振興 指導班)か、当会へ問い合わせ下さい。
まずは自分の地域の協議会(リストは林野庁HPを参考に →コチラ←)をチェックして、担当者に連絡したり、説明会などにも参加してみてください。
【参考】
・森林・山村多面的機能発揮対策交付金
(林野庁→各都道府県の地域協議会)
http://www.rinya.maff.go.jp/j/sanson/tamenteki.html
・森林・山村多面的機能発揮対策実施要綱(PDF:91KB)
http://www.rinya.maff.go.jp/j/sanson/pdf/h27setumeisiryou.pdf
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