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「地域の方に受け入れられるように始めたい」山形県金山町の自伐グループを支援
今年3月に当協会の代表理事が訪れた山形県金山町(人口約6千人)で、地域住民が次のステップを踏み始めている。
9月10日に地元団体「なかだ倶楽部」が呼びかけた勉強会に参加したのは、町内の山間部にある中田(なかだ)地域の住民10人だ。
「活動状況や見えてきた課題をみなさんに知ってもらい、次のステップにつなげていきたい」と話すのは、「なかだ倶楽部」の自伐型林業部の大塚省吾さんだ。大塚さんをはじめ、なかだ倶楽部の中心メンバーは3人。6月からチェーンソー講習、小型建設機械講習、山林視察などを重ね、NPOとして活動中だ。
なかだ倶楽部の現状報告を受けた中嶋さんは、「3人が副業的に自伐型林業に取り組むには50〜60ヘクタールの山が必要。なんとか確保できないか」と問いかけた。当協会代表理事の中嶋がモデルとして紹介するのは、徳島県那賀町の自伐林家のケースだ。100ヘクタールの山林で2家族が暮らしている。
山形県金山町はもともと林業で栄えた時代をもつ地域だ。地元住民によると、1本あたり38㎥に、樹高59メートルにものぼる大径木があるという。「これほどの大径木が育つ地域なら自伐型林業には最適」と中嶋さん。「50年育てて皆伐(全部伐採)するのではなく、間伐を繰り返して(本数を)抜きながらも材積を残す林業を目指す。それが少ない面積でもできる自伐型林業のやり方です」と続けた。
なかだ倶楽部では今後の展開にむけて、地元区長と相談して「約束事」を作成した。「山林作業を行うにあたって」と書かれた紙には、山を借りる際の条件や、事故や保険に関する事項が書かれている。
「地域の方に受け入れられるようにしながらはじめて行きたい」と、なかだ倶楽部代表の栗田伸一さんは意気込む。大塚さんは、「自伐協と進捗を確認し合いながら、今後の展開も進めていきたい」と話した。(記録:自伐協事務局)
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