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林業の担い手に「自伐林家」が明確に位置づけ 6月30日閣議決定の「基本方針」で

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政府は6月30日の閣議で、新成長戦略と骨太の方針及び「まち・ひと・しごと創生基本方針」を決定しました。その中で、林業の担い手として「自伐林家」が明確に位置づけられ、技術指導の推進を図るとの具体策も記載されました。

■まち・ひと・しごと創生本部(首相官邸)
http://www.kantei.go.jp/jp/headline/chihou_sousei

閣議決定された基本方針を見てみると、「農林水産業の成長産業化」の林業分野「林業の成長産業化」で、「自伐林家を含む多様な担い手の育成・確保を進める」との項目が設けられ、さらに具体的取組として、自伐林家の技術指導などを推進を図るとされています(※)。

中山間地域に張りつきながらも国の政策の外側に置かれてきた「自伐林家」が担い手に位置づけられたことは、大規模一辺倒だった林業政策の流れを小規模にも引き戻す、大きな一歩といえるのではないでしょうか。今後は、集落で土地を共有する形など、土地所有の有無にこだわらない「自伐型」林業にも広がってくるように、当協会も活動をしていきたいと思います。

※具体策の全文
◎林業の担い手の育成・研修等
・自伐林家を含む多様な林業の担い手の育成・確保を図るため、林業を学ぶ高校生等に対する専門教育の充実等による林業関係への就職・進学の増加、女性が働きやすい環境整備、自伐林家が施業に参加しやすくなるような技術指導の推進を図る。

【参考URL】
まち・ひと・しごと創生本部「本体」(PDF)
http://www.kantei.go.jp/jp/topics/2015/20150630hontai.pdf

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