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自伐化する山旦那──江戸時代の山守制度が残る奈良県吉野地域からの来訪者たち

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 10月2〜3日、奈良県から山旦那を中心に組織される「奈良林業倶楽部」の方々が自伐型林業現場を訪問してくださいました。

 奈良県吉野地域では、山主(山旦那)と施業者である「山守」の契約(山守制度)が江戸時代から続いており、原則的には山主が山に入ることはめったにありません。しかし、今回訪問して下さった同倶楽部のみなさんの潮流は「自伐化する山旦那」で、すでに自伐化して自ら作業をしている人ばかり。

 その潮流のきっかけとなったのは、当協会の会員である「清光林業」の自伐化が大きかったようです。初日の懇親会には、高知県でもっとも自伐型林業に力を入れている佐川町の堀見町長も加わり自伐論議をしました。

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 視察場所は、佐川町の自伐型林業を始めて2年目の若手林業家・谷岡さんの山と、いの町の6次産業化を進める元畜産農家・安藤さんの現場、そして観光と林業の兼業型に取り組む四万十市のグループ・シマントモリモリ団の山です。

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 日本を代表する林業地「吉野」の大山林所有者が、大きく自伐型林業に動き始めました。所有する山林が多いため、今後の展開が期待できそうです。

(訪問した旦那衆:清光林業さん、谷林業さん、永田実業さん、森久林業さん、中野林業さん、栗山林業さん、森田林業さん、菅生銘木市場さん)
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