関連書籍のご紹介
「SDGs」(岩波新書)で「自伐型林業」が紹介されました。
国連に加盟する193ヶ国が定めた「持続可能な開発目標」(SDGs)について、自伐型林業の展開とともに書かれた書籍「SDGs─危機の時代の羅針盤」が岩波新書から発刊されました。
第3章「日本のSDGs」には、日本政府の政策やアクションプランのほかに、地方自治体の取り組みが書かれ、そこで自伐型林業に取り組み続けてきた鳥取県智頭町の事例が紹介されています。
若手世代の取り組みとともに、自伐型林業についても、「自伐型林業とは、戦後日本の主流であった「所有」と「施業」の分離と職業的な事業者や森林組合を中心とした、短期での皆伐を中心とする施業方式をとる現行の林業に対するオルタナティブとして、現在、全国各地で導入が進んでいる林業のやり方である」として触れられています。
さらに、ここでは産業論や仕事論にとどまらず、地域福祉と連動した町の動きを捉え、「「山と暮らしの未来ビジョン」が示す「智頭での暮らしの創造」は、林業や山林資源の活用による「生業(なりわい)」に留まるものではない。智頭町は、高齢化率が40%を超え、…(中略)…このタイトルは、林業や山林資源の活用による「生業」と、福祉をはじめとする「生活」とを新しい視点で見つめ、これをつなぎ、お年寄りから若者、子どもまで、あらゆる世代を担い手とするコミュニティを作っていく、という趣旨である」と示されています。
「SDGs」といえば、外務省が「JAPAN SDGs Action Platform」として企業各社と事業の取り組みを紹介しあい(企業一覧参照)、自治体も「地方創生SDGs」や「SDGs未来都市」といった形で持続可能な社会に向けた活動を始めてきています。
電子書籍(kindle)(いずれも税込み902円)でも発売されています。ぜひご一読ください。
【関連企画】
この書籍発刊にあわせて、フォーラム「地域からのSDGs─私たちの暮らしにとってSDGsとは」が3月24日、オンラインで開催されます。
執筆者のほか、智頭町と連携研究した鳥取大学、書籍に紹介されている智頭町のメンバーなどが出演します。
申込みはフォーム(こちら)にて受け付けるようです。
詳細はこちらから。
■地域からのSDGs-私たちの暮らしにとてSDGsとは-「SDGs-危機の時代の羅針盤」発刊に寄せて(智頭町HP)
http://cms.sanin.jp/p/chizu/kikaku/51/
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