林業と土砂災害
調査レポート

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  • 近年、全国各地で土砂災害が発生しています。その現場に向かうと、豪雨や暴風といった自然環境による影響だけでなく、多くの地点では林業施業現場での崩壊に直面します。 特に、幅の広い作業道を伴う生産量重視の林業施業地で多発し、「林業施業が大規模災害につながっているのではないか」という仮説が浮上。私たち自伐型林業推進協会は本格調査を開始しました。


直近5年の被害箇所

40310 箇所 ※1

土砂災害による被害総額

3798 億円 ※2

林業施業地からの崩壊割合

70 % ※3

※1・2:九州北部豪雨(2017)、西日本豪雨(2018)、東日本台風(2019)、7月豪雨災害(2021)の林野関係の被害数(林地荒廃、治山施設、林道施設等の崩壊箇所数)および被害額合計(農林水産省統計)。 ※3:NPO法人自伐型林業推進協会が球磨川流域で調査した独自調査による(442ヶ所/629ヶ所)。


現場レポート・対談

「自伐型林業展開自治体」は現在、全国の54の自治体が自伐型林業推進を展開。継続した研修、作業道補助、地域おこし協力隊、山林マッチング等により地域支援中。 フォーラムや勉強会への参加者は過去約7年間で約5万人、自伐型林業研修への参加者6千人以上、この中から自伐型林業に着手した数が2500人以上になってきました。

導入自治体・地域推進組織・企業連携

自伐型林業

自伐型林業(じばつがたりんぎょう)とは、採算性と環境保全を高い次元で両立する持続的森林経営です。参入障壁が非常に低く、幅広い就労を実現します。今、国土の7割を占める山林を活用する「地方創生の鍵」として期待され、全国各地で広がっています。


自伐型林業推進協会について

自伐型林業推進協会

可能性ある自伐型林業ですが、まだまだ認知や支援規模に課題を抱えています。そこで行政と連携し、全国へ支援活動を行うために自伐型林業支援組織を立ち上げました。 自伐型林業のネットワーク化と地域展開をスムーズに行い国の政策に押し上げるため、自伐型林業推進協会ではサポーター会員(年会費無料)を募集しています。

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