担い手育成(研修)事業
研修について
森林管理の担い手を育成するために、自伐型林業の研修を全国で開催、企画支援を行っています。
自伐型林業の特徴は、チェーンソー(伐倒用)、3トンクラスのミニバックホー(作業道敷設用)、林内作業車(木材搬出用)、軽トラックor2トントラック(搬出・運搬)程度の機材があれば、誰もが始められるところにあります。
そして、持続的な収益を確保しながら環境保全型の林業を続けるためには、技術向上のための現場研修を行い、森林環境と向き合う視点を学び、長期的な視野での森林経営力の育成が必要です。
自伐型林業が各地で展開できるように、当協会では研修を企画し、講師を派遣しています。(講師リストはこちら)
講習・研修メニュー
チェーンソー・伐木・造材
チェーンソーの安全な扱い方だけでなく、搬出のしやすさを考えた伐倒の仕方、収入を上げる造材方法、持続的な山林を作り出す選木など、山林・木材の価値を上げる自伐型ならではの研修です。
搬出
軽架線(ワイヤー)と林内作業車のウインチを利用した搬出で伐った木を搬出します。
路線設計(踏査)
山を実際に歩き、作業道を通すべき場所を見つける路線設計(踏査)をします。
参考:南足柄市で開催された「踏査」の模様。(講師:野村正夫氏/画像クリックで映像再生)
作業道敷設
バックホーを使い、山に作業道を敷設していきます。その時の作業道は、幅2.5メートル以下、切り高1.4メートル以下におさえる「壊れない道づくり」を作ります。
個別相談
受講生のライフスタイルを聞き、自伐型林業を始めるための当面の目標設定やハードルをクリアするためのアドバイスを個別に行います。その声を集め、自治体の支援制度の立案にも活かします。
山林のフィールドをお持ちの方には、その地形や山林面積、樹種など個別の状況にあわせた持続的な経営計画を立てるサポートをします。
フォーラム
自伐型林業の展開によってどのような地域が生まれ、人材が育っていくかを移住者や農業者、Uターン向けなど、ターゲットに分けて登壇者を決めてオリジナルの企画をしていきます。
参考:2022.8.27 「自伐型林業フォーラムin秩父」
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