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事業概要

事業名

地域の森林を守り育てる生業創出支援事業

~中山間地域における複業型ライフスタイルモデルの再構築~

資金分配団体

地域の森林を守り育てる生業創出支援事業コンソーシアム

(構成団体)
特定非営利活動法人地球と未来の環境基金(幹事団体)
特定非営利活動法人持続可能な環境共生林業を実現する自伐型林業推進協会
ランドブレイン株式会社

 

対応する社会課題

中山間地域には、若年層が将来に希望を持って働ける場が少なく、進学や就職を機に都市部に流出し、少子高齢化、人口減少が進行しています。

中山間地域の面積の8割を占める森林は、かつて薪炭林や用材林として手入れされてきましたが、燃料革命や木材価格の下落とともに地域の山林所有者からは放置されるようになりました。

昭和30年には50万人だった林業就業者は、平成27年には4.5万人まで減少しています。拡大造林期に植えられた用材林は樹齢50年を迎え、国は伐採・利用を推進していますが、大規模伐採後の再造林が追いついていません。大規模な伐採後に豪雨や台風に見舞われた山林では土砂災害が発生しています。

事業内容

本事業では、国土の7割(中山間地域の8割)を占める森林資源に着目し、経済・環境面で持続可能で、森林の耐災害性を高める自伐型林業を活用しながら、地域に住み続けられる半林半Xの生業づくりを目指します。
3年間の事業を通じてコロナ禍後の価値観に即した、自然と共生するライフスタイルの実例を創出していきます。

本コンソーシアムが採択する事業の実行団体に対して、地域の森林資源活用、環境保全の担い手を養成するための自伐型林業に基づく実践研修・森林経営の伴走支援を行います。

長伐期多間伐施業、災害に強い壊れない作業道づくりを基本とした、森林整備・保全のモデル整備の促進、森林資源が有効活用されるよう、木材加工等による付加価値創出、バイオマスエネルギーの活用など地域内外の新たな木材需要システムの構築を推進します。

さらに、事業終了後の生業定着に向けて、国や自治体への政策の働きかけ、企業への支援・協力要請、本事業やライフスタイルの実例の全国への発信等を行っていきます。