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活動状況

助成団体が決定しました。

選考委員会の厳正なる審査の下、本事業の実行団体4団体が決定しました。

※ 本助成事業は5団体の採択予定であり、今後1団体の追加公募を実施予定です。

助成先. 1

事業主体:合同会社 百(宮城県柴田郡川崎町)

申請事業名:「食とエネルギーの自給100%」を体験できるエコモデーションの運営と木質資源の新しい価値の創出

事業概要

  • 地産地消のエネルギー(薪ボイラーによる熱、太陽電池と小水力発電による電気)を活用して運営する宿泊施設にて、地元で育てた作物を使った蕎麦打ちや餅つきなどの食品加工体験や、真似のできる「やさしいエコ」な暮らしを提供の中心とした宿泊事業及び、宿泊客と地元民を対象としたバー営業と、自社所有山林内の整備や、整備の中で生産された木材を使った製炭、今後の活用を想定した建材となる丸太の確保・生産による半林半Xのモデル確率を目指す。

選考理由

企業として活動しており、既に技術力、経営力、地域内外とのネットワーク力があると判断できます。本事業の趣旨である『地域に住み続けられる半林半Xの生業づくり創出』を目指すためにも、貴社のメンバー自身が持続可能な地域林業を習得することを期待します。


助成先. 2

事業主体:株式会社 ワイルドウインド (奈良県吉野郡)

申請事業名:自然資源活用での地域生活を目指す方の独立支援事業

 

事業概要

  • 中山間地域で自伐型林業をメインとした半林半Xの生活を目指す方々を対象に「自伐型林業学校」を奈良県吉野郡で開講する。現地での経営相談や作業支援など包括的な自立・独立を最後まで支援することで半林半Xの実践者を全国で増やし、また、若手講師の育成にもつなげていく。
  • また、奈良県吉野郡の各自治体で、吉野の新しい「山守」を目指して活動する自伐型林業の地域おこし協力隊員を主な対象に、「八千代の学校」を開講する。地域資源を活かした持続的な副(複)業の提案、講習、OJT等から知識と技術を身に着け、自ら実践し地域移住の収入の柱を作る事を目的とし、吉野郡での半林半Xの定着を図る。
  • さらに、関西近郊の都市部で生活に必要な収入源となる定職をお持ちの方で、副業的に自伐型林業に関わりたい方を対象に「ミニ自伐型林業学校」(仮称)を開講する。以上3つの事業の実践により、多様なレベル段階による講習を実施し、全国での半林半Xの実践者の普及および吉野郡での半林半Xの拡充を目指す。

選考理由

学校をつくるという仕組みを全国にひろげていく可能性を秘めており、今後の波及性にも期待できる。地域の持続的な小規模林業の推進だけでなく、吉野林業の復活につなげて欲しい。


助成先 3

事業主体:株式会社FOREST WORKER(広島県庄原市)

申請事業名:林業における複業型就労の提案

 

事業概要

① 自社の保有する山林を永続管理することで利益を出し、雇用を維持する。そのモデルを確立することを目指す。
② 中山間地域で比較的自由度の高い農業者をモデルに兼業型林業の確立と複業型人材の育成を目指す。
③ 提携する異業種先と人事交流・人材シェアを行ない、農業でのモデル確立を目的とし閑散期を作らない労働サイクルの実現を目指しwinwinの関係構築を図る。
④ 林業支援講習等を行うことで人材発掘、担い手育成を図る。
⑤ 農業分野にて確立したモデルを異業種でも応用し、多様な業種への複業提案を行なうための(オンライン)サロンを開設する。
上記5つの事業の実践により庄原市での兼業型林業モデルの確立と半林半Xによるなりわい創出・拡大を目指す。 
 

 

選考理由

半林半Xに力点がおかれ、異業種とのコラボレーションにも積極的で、実現性が高いと思われる。外部に頼るのでなく人材をシェアするという視点が大変評価でき、中山間地域の課題を解決できる糸口になる可能性を秘めている。


助成先 4

事業主体:一般社団法人ディバースライン(長野県佐久市)

申請事業名:森の担い手育成と森・人・地域社会を豊かにする事業

 

 

事業概要

  • アスリート等が抱える社会課題として、一部のトップアスリートを除き、多くのアスリートが、競技活動と生活のための仕事の両立が難しく収入が安定していない現状がある。また、活動資金をまかなうための短期的な就職では十分なキャリア形成を行うことができず、多くのアスリートは経済的な不安や将来への不安を抱えている。
  • そこで、自己実現を目指すアスリート等に自分のライフスタイルに合わせて施業可能な自伐型林業を複業型ライフスタイルを自伐型林業フォーラムや研修、終了後の定期的なフォローアップにより波及し、アスリートのキャリア構築における社会課題解決を目指す。アスリート等が個々の活動と活動フィールドである自然を守る活動を並行し、多様な生き方と自己実現を同時に可能とする社会を目指す。

選考理由

アスリートが「特殊伐採」という特定の技術で半Xを立てることは理解できるが、林業経営にまで踏み込むには、まず実施主体の基盤となる知識や技術力の養成が先決となる。実施体制や技術の習得に困難はあるが、同時に大変意義のある活動だと考える。
アスリートの現役時代はもちろん、引退後の就業先になると、林業分野に常に新しい人材も供給されることにもつながり、今後の可能性に期待が広がる。