自伐協のネイチャーポジティブ宣言

自然とともに生きるために。
ネイチャーポジティブ×自伐型林業で森と暮らしを守る

生物多様性の危機
現在、世界中で生物多様性の喪失が加速しています。
日本は多様な生態系を持つ豊かな国ですが、急速な開発や土地利用の変化により、多くの動植物が絶滅の危機に瀕しています。

日本固有の自然が失われることは、環境問題にとどまらず、私たちの地域資源や文化の喪失にもつながります。

ネイチャーポジティブとは?

生物多様性の損失を「止めて、回復させる」という考え方です。

  • 2030年までに損失を反転
  • 2050年までに自然を回復軌道へ

▶ 国際的な目標として掲げられ、環境保全と経済活動の両立を目指しています。

出典:https://policies.env.go.jp/nature/nature-positive/

国や自治体の取り組み

  • 環境省:「長伐期多間伐施業」を推奨
     ▶ 生物多様性の保全・回復に効果あり
  • 林野庁:「森林の生物多様性を高めるための林業経営の指針」を策定(令和6年3月/令和7年3月改訂)
     ▶ 長伐期施業を生物多様性保全型の管理手法として明記

自伐型林業の魅力

山を守る林業:自伐型林業

  • 長期間(100年以上)かけて木を育てる林業スタイル
  • 森の機能を活かしながら持続可能な経営を実現
  • 山を荒らさず、自然の力を引き出す管理技術

▶ 結果的に生物多様性の向上にもつながっています

自伐型林業の具体的な効果

【1】自然の力を利用して災害を防ぐ

土砂災害対策

  • 複層林で雨をやさしく受け止め、山の保水力を高める
  • 水の流れを考慮した作業道で水勢を緩和

山火事防止

  • 林冠が直射日光を遮り、乾燥を防ぐ
  • 林床の湿度を維持し、可燃物となるものを放置しない

倒木の抑制

  • 強風が抜けないような林構造を維持
  • 尾根筋には風に強い木や天然林を残す施業を実施

【2】人の手で良質な森を育てる

安定した林床環境

  • 適度に湿り気のある地面が木の生育を支える
  • 生物多様性のある状態は環境変化への耐性が高い

柔らかな光と風

  • 木漏れ日とそよ風が多様な生き物に適した環境を作る

継続的な手入れ

  • 長伐期・多間伐による持続的管理
  • 作業道を整備し、森全体のバランスを保つ

【3】森が安定すれば、暮らしも流域も守られる

山の自然環境が整うことで――

地域住民の安全を守る
森林の生態系が保全される
川や海など流域全体の生物多様性の保全にもつながる


未来のために、今できること

ネイチャーポジティブの実現は、森から始まる。
持続可能な林業「自伐型林業」で、日本の自然と暮らしを守りましょう。