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「自伐林家も小農だ」岡橋清隆・清光林業相談役が雑誌『季刊地域』に登場

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全国の自伐研修で講師をつとめている岡橋清隆さんが今月発売の『季刊地域26号(2016年8月号/農文協)』に登場しています。

特集のテーマは「小農」で、利益ばかりを追求する「大農」に対して、規模の大小にこだわらず地域の暮らしを中心に営む農業を定義づけたものです。記事の中で岡橋さんはこう語っています。「自伐林家も基本は家族経営、その地域に根を張って暮らしをつくってくひとでないとあきまへん」。

自伐型林業の特徴も触れられていて、人の手が入り続ける林業として書かれています。それに対して、現行林業が進める施業委託型の林業について、「外から入ってくる業者は根なし草ですから、同じ山に何度も関わるわけではありません。…(中略)…結果、切り過ぎ間伐で山が荒れ、先祖が汗してつくり上げた施業体系まで崩れてしまうのです」と苦言。全国の山林を思いながら頭を抱えている様子が浮かぶような語りが紹介されています。

記事を最後まで見るとわかるのですが、全国で増えているI・Uターンといった移住者については「山守として、地元の山を任せてもらえる」存在として期待を寄せています。外から来た人でも、作業道づくり(キーポイントとして図解も掲載)を軸にしながら将来の山づくりをすれば、地域に根ざす大きな存在になるということです。セット記事になっている谷林業(奈良県王子町)の谷茂則さんの記事「現代版の山守を育てる会社を設立」も必見です。

これから移住して自伐型林業を始めたいと思っている方や、山守をつくりたいと思っている山林所有者など、ぜひ一読をおすすめします。

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季刊地域26号(2016年8月号/農文協)

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